気まぐれ雨模様

思考の整理 過去の記憶 不安の吐き出し 暗い集合体

うわのそら浮かぶ銀河めがけて一直線

この4月から異動できました。やったね!

 

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まあ色々あったのですが、4月から新しい職場に異動できました。やったね。(やったのか?)異動と残留どっちに転んでもモヤモヤとするだろうなと思っていたんだけど、まあ、そうなりました。はは……。

 

そんなわけで、新しい分野にチャレンジしているのですが、まあ……、難しい!!都合10年間ずっと同じ分野で働いていたのでしょうがないんだけどね。普通はこんなことなくて、みんな3〜4年、短い人なら2年で新しい職場へと転々とするわけなんだけど、私は3部署回っても同じ分野のことしかしてなかったのだ。もちろんそのおかげで重宝されたことや、私の実力以上に褒められることがたくさんあったのも事実なんだけど、もう、ひとりでやっていくことに疲れてしまった。私の専門分野である某分野だって技術が進んでいる。現行制度がずっと続くかすらわからない分野で、10年以上これ一本でやってきたとして、ある日突然法律が変わって制度がなくなることだってあり得るのだから。そうなったら私はどうなる?重宝された経験だけが記憶に残って、プライドだけが高い何もできない人間になってしまうではないか……。そう思った。

真新しい全く異なる分野の仕事をするつもりはなかったけど、とにかく違う制度に見聞を広げてみたかった。それは私の経歴に対する保険でもある。将来どちらか一方がなくなったとしても、もう片方が残る。そう考えるとより総務的な経理的な分野も良い経験になるんだろうなあって思ったけど、新規参入に間口の広い分野には、それ相応の能力を持ったひとたちが配属される。私は高卒なので(という言い方もアレだけど)幹部候補!出世!昇進!とかそういう枠でもないし自分もそういうのは望んでいない。どちらかというと手を動かす側の、専門知識を携えたプレイヤー側になりたい。マネジメントは向いてないかな……。

 

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そういうわけで、金曜日に前所属へと引継ぎに行ってきた。まあ引継ぎというか、去年の私が「これとかこれをやってくれる人がいるだけで全然違うのにな!!!あーーー!!!!!」って思ったことを一日かけてやってきた。パートさんに対するファイルの編綴方法や索引簿の作成方法の指示とか、配布系業務の下準備とか、そういうの。本業に集中するためのあれこれ。私の発狂ポイントは「クソクソ大繁忙期なのにまわりの世話などで本業に手をつけられない」だったので、本業のことは聞かれたときだけ答え、残りの時間はそれらを解消する時間に充てた。

 

私の去った後のチームはなかなかに引きが悪かったらしく、普段のルーティン業務でもイレギュラー対応が発生したり、我々の責にない外部連携先の障害なども重なりで、散々だったようだ。こんなことを言ったら彼らは怒るだろうけど、でもその甲斐(……)もあった感じで、私の後任はたった数日しか離れてなかったのに見違えるくらいに成長していた。人への受け答えとか、スピード感とか、指示の出し方とか、そういうの。めちゃくちゃしっかりした人になっていた。私も「自分しかいない!」ってなって覚醒したところあったなあと思った。そんなこんなで後任のきびきびと動いている姿を見て、これが彼本来のポテンシャルだったんだなあ、成長したなあホロリと親心的なものが芽生えたのであった。元々すっごく頭のいいひとだなあと思ってたとはいえ……いや本当に見違えたな……男子三日会わざらば刮目して見よ、ですね。このとき明確に「私は異動してよかったなあ……」としみじみ思った。やっぱりお仕事って自分自身が主体でやったほうがやりがいあるしね。

 

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引継ぎを完璧にするには最低二年は一緒に仕事をしなければならない業務で、私は彼をたった一年だけ共にした業務経験で残していくことに物凄い罪悪感と後ろ髪を引かれる思いだったのですが、ありがたいことにそういう姿を見せてもらったことで、私もちゃんと新天地で頑張ろう!と思い直したのでした。